モバイルの歴史②W-ZERO3は偉大な敗者だった
AximからW-ZERO3へと私のモバイル機器は変化しましたが、やはりPHSの貧弱回線ということでガラケーとの2台持ちは避けられませんでした。当時はかかってきた電話にはすぐに対応しないと大きなトラブルにつながる可能性もあり電話の電波状況に関してはピリピリしており当時は私の中の最強電波のDocomo以外の選択肢もありませんでした。
サイズなどの問題もあり実際に乗り換えたのは3代目のW-ZERO3からです。
2007年発売 Advanced/W-ZERO3 [es](WS011SH)
2008年発売「WILLCOM 03(WS020SH)
上記2機種は素晴らしい機種でした。サイズや動作性など明らかに進化しており感動しました。W-SIMという今でいうSIMカードのようなものを差し替えて運用するのですが古い W-ZERO3も残しておいて旅行や出張、日常に合わせて運用することもでき満足していました。周りからはマニアの変態扱いを受けていましたが・・・・
このころから複数のモバイル機器を持ち歩くというスタンスが始まった気がします。ピークでは5台のモバイル機器を持ち歩くことになってましたから。
中古で購入して失敗したと思ったのが最終型のW-ZERO3↓でした。
2009年発売 HYBRID W-ZERO3(WS27SH)
キーボードも普通のテンキーとなり使いにくくなったのと他キャリアのSIMカードを刺せるということでしたが通話に関してはPHSのみ。データ部分のみ他キャリアを使用できるということでしたが3Gでの定額プランもなく、またAPN情報も公開されておらず使用については自己責任という感じだったと思います。3Gでの安定した通信を求めて新たなWindowsMobileフォンを求めましたが、そこで運命の相棒T-01Aに出会いました。
T-01A
●電話機能も3G
●データ通信も3G
●高速なCPU
●きれいな画面
●薄型コンパクト
●慣れ親しんだWindowsMobileの最新バージョン
全てが最強だと思いました。自己責任ではありましたがテザリング機能もあり、定額範囲で外出先でノートパソコンを高速通信でネットにつなげれるというのも魅力的でした。なにより複数持ち歩いていた端末を一台に集約できるのも今考えると大きかったと思います。このあたりから3Gのスマートフォンが当たり前になりPHSのスマートフォンは終焉を迎えました。 本当の意味でのW-ZERO3シリーズはこの時に終焉を迎えました、しかしスマートフォンの土台を作るという意味でモバイル史に大きな功績を残したと思います。
そしてこの端末意外に考えられないというほどに心酔してきた頃に外国製のスマートフォンが日本に侵攻してきたのです。
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