Linuxザウルスをポメラ風端末として復活させる方法
昔はモバイルと言えばシャープが発売したLinux zaurusuこと「リナザウ」というほどの愛好者がいた名機です。しかしスマートフォンの 普及と発展によりPDAと共に時代に消えたモバイル端末でもあります。呼び名もLinuxZaurusやザウルスやリナザウなど色々呼ばれていました。マニアな方からは「リナザウ」という呼び方が多かった気がします。
しかし時代の流れに消えたとはいえ、今だにそのコンパクトな筐体、打ちやすいキーボードに未練を残しているファンが多いのも事実です。しかし現状ではネット接続も難しく、接続できたとしても規格の古さからほとんど活用もできないのが現実です。
そして2008年にある端末がブレイクしました。
キングジム ポメラDM10
この端末はテキストマシーンとしてしか使えない端末です。特徴としては
●打ちやすいキーボード
●単4電池駆動で20時間使用可能
それだけの機能しかない端末なんですが、一部の職種の人に受けたおかげでどんどん後継機が発表されました。
2008年から2018年の間で合計9機種も出るほどのヒット機種になりました。
進化するポメラには作成した文章をQRコードで取り出せるという機能が追加されました。
この機能があればネットやパソコンにつなげなくても作成した文章を取り出すことができるので利便性が大幅にアップすることに気づきました。
しかし最後のザウルスであるC3200が発売されたのも2006年のことなのでそういったアプリが存在したのか?もしも存在してたとしてもまだ現存しているのか?
2020年5月時点でも現存していました。
下記のサイトの管理者の方がソフトを作成されたのですが作成から15年経った今でもブログを継続されていてソフトも残っています。
↓QRコード作成ソフトRQRの掲載ページです。
http://ujip.ninja-web.net/rqr/index.html
そしてこのソフトを使用するには
●ruby_1.8.0-1_arm.ipk
●ruby-qte_0.5.2_arm.ipk
という2つのアプリも必要なんですがこれもまだ残っていました。下記サイトよりダウンロード可能です。ファイルへの直リンクはしていません。
実際の仕様画面
文字を打ち込む画面です。
打ち込んだ文章をQRコードに変換したところです。文字数が多い時は設定で、複数の
QRコードに分割することで対応できます。素晴らしいアイデアです。
コロナの関係で自宅にいる時間が長くなったので、モバイル機器を整理と処分をしてたんです少し前に書いた記事のIS01の記事が今でもアクセスが少しあるのでLinuxザウルスも2020年でも使えるように書いてみました。
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この記事を書いていて思ったんですがモバイル機器というのは端末だけではなくてその端末を生かすことができるアプリがあって初めて名機になれるということがよく分かりました。改めて氏家備忘録/非実用日記群さんには感謝と敬意を払いたいと思います。
発売から15年以上経過しているのでそろそろバッテリーも替え時です。いまなら純正でも互換品でも手に入りますが今後どうなるかは分からないのでお早めに
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