Androidとキングジムのポメラ(Pomera)をUSB接続すると今までと違う便利な新しい使い方ができました。
最初に
ポメラDG11Gを使い初めていくつか不便だと思ったことがあります。それは長文を作成した際にQRコードで転送、もしくはWindowsPCにUSBでつなげてデータを取り出すという基本作業です。
QRコードの場合
何枚ものQRコードが作成されるので、文字数によっては5枚以上のQRコードを読みとる必要があり面倒だと感じます。
USB接続の場合
ポメラ本体をUSBケーブルでWindowsPCとつなげた場合ですが、USBメモリを刺した感じで作成したtxtファイルがみれるので便利です。しかしこの使い方だとせっかく記事を書いても自宅に帰ってPCにつなぐということが前提になってしまいます。そもそもWindowsPCを持ち歩くのならばポメラを持ち歩くというのは荷物が増えるだけだと私は思います。
ポメラの使い方、運用方法に悩んでいたんですが、あることが閃きました。もしもAndroidスマートフォンにUSBホストケーブルを刺してポメラとUSB接続をするとどうなるのか?もしかするとWindowsPCと同じようにポメラを外付けUSBメモリの用に認識をするんじゃないのか?
実際にデュアルブートタブレットを使っていたと時はフォーマットによってはWindowsでもAndroidでも読むことが出来ていました。理屈としては間違っていないはずです。
つないでみた写真
今回、M z-01とポメラを繋ぐのに使用したUSBホストケーブル(TYPE-C)になります。
ポメラの画面
どうやらポメラ側ではPCと繋がっていると認識をしているようです。ならもしかするといけるかも…
少し期待しながらAndroid側からファイルマネージャーで見てみるとSDカードとして認識されています。ただ直接ポメラ内から開くと読み取り専用ファイルになるので一度スマートフォンに保存してから開き直す必要があります。
この使い方を覚えるとQRコードの複数撮影やWindowsPCにつないでの作業に比べると遙かに簡単で便利になります。
もしかするとAndroidのバージョンによっては出来る出来ないというのはあるかもしれませんが、少なくともMZ-01KとポメラDM11Gとの組み合わせならば普通に開けるので最近のAndroidならいけるんだと思います。
こうしてポメラを使ってみると、様々な使い方が出来ることに気づけました。最近のポメラは電池式を廃止してリチウムイオンバッテリーを搭載したり、BluetoothやWifiを搭載することで多機能かが進んでいますが、その代わりに価格であったり、大きさ、重量などを犠牲にしています。しかし通信機能を持たない電池式の文具という基本コンセプトはやはり評価されるべきであり唯一無二のものだと思います。私もポメラを購入する基準としてQRコードでデータを取り出せるのと電池式というのが絶対でしたが、QRコードに関してはAndroidとUSBで繋がるのであれば不要な機能だったと思います。そうすると初代ポメラDM10でも十分な機能を備えていました。
初代ポメラの凄さがよく分かります。デジタル文具とはよく言ったもので、これ以上の機能は必要なく値段と重量に重点を置いた完成度の高いアイテムです。ただ惜しむらくはポメラの持病である加水分解だけは事前に想像して欲しかったとだけは思います。
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