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HTCのスマートグラスVIVE FlowについてNreal Airとの比較。これからはスマートグラスが流行するかも…

最初に

実用的なスマートグラスが欲しくてNreal Airを購入しましたがHTCからもVIVE Flowというスマートグラスが発売されるので比べてみました。VR端末に関してはOculusGO、OculusQuestも所持しているのでそのあたりとも比べながら記事を書いていきます。

 

VIVE Flowとは

VIVE FlowとはHTCから販売される軽量のスマートグラスになります

重量 189g
解像度 両目3.2K(片眼1600 x 1600)
視覚サポート 眼鏡が不要で視力補正機能
視野角 最大100度
リフレッシュレート 75Hz
トラッキング方式 2個のカメラによる6DoFトラッキング
ビデオパススルー ビデオパススルーにより環境認識に対応
電源 外部電源 (モバイルバッテリー他)
接続 ・USB-C
・Wi-Fi
・Bluetooth 5.0
SoC Qualcomm Snapdragon XR
メモリ 4GB RAM
ストレージ 64GB ROM
オーディオ ・空間オーディオ対応のステレオスピーカー
・エコーとノイズキャンセリング機能付きデュアルマイク
・Bluetoothヘッドホン対応
対応機種 Android P以降
価格 59,990円 (税込)

今まで発売されている主なVRゴーグルが500g近いので半分以下の重量になっています。またVIVE Flowは専用コントローラーを必要としません。接続したスマートフォンがコントローラーになりるのでそういった意味でも持ち出し用のVRに特化しているとも言えます。

VIVE FlowとNreal Airとの違い

VIVE FlowはVRグラスであってARグラスではありません。

NrealAirとの大きな違いですが、VIVE Flowはスマートグラスという分類の中でVRグラスという種類になります。どういうことかというとNreal Airはレンズの向こうが見えましたがVIVE Flowはカメラで外部を映してそれを液晶画面に映し出すことになります。OculusQuestなどと同じビデオパススルーという方式になります。その為、外部を認識するにはカメラの解像度が問題になりますが正直、つけたまま歩くというのは無理なはずです。あくまでもVRでプレイ中に周りの様子をぼんやり認識する程度と考えた方がいいでしょう。

 

Nreal Airと比べて目立つ外観

左がVIVE Flow                                                            右がNreal AirNreal Light

Nreal Airはぎりぎりサングラスと言えますがVIVE Flowは未来感がありすぎて外出先で使うにはかなりの勇気がいるでしょう。VIVE Flowは公共交通機関などの外出先で使うよりも宿泊先のホテルなどの個人スペースで使うことをおススメします。

 

VIVE Flowはバッテリー内蔵?

Nreal Airはバッテリーを内蔵しない為、ケーブルを外すとすぐに電源が切れますしかしVIVE Flowはケーブルを外しても5分程度は駆動するようなのでバッテリーもしくはそれに準じたものを内蔵しているようです。理由はバッテリー交換などの時に電源を切らず交換する為の機能ということで使用時にはモバイルバッテリーや外部電源が必須になります。

 

VIVE Flowは眼鏡不要

視力補正機能がついている。これがVIVE Flowで一番驚いた機能ですが、レンズ部分の周辺には数字のついたダイアルがついています。このダイアルを回すことで焦点を調整できるということで目が悪い人でも眼鏡が不要になります。VIVE FlowNreal Airに比べて価格は20,000円ぐらい高額ですが、眼鏡のレンズが必要な方からすると大きなポイントになります。視力補正機能は視力0.01までは対応するということですがそれ以上の場合はどう見えるかは不明です。

 

Nreal AirとVIVE Flowの携帯性とケースの違い

VIVE Flowを折りたたんだ形です。やはりレンズ後ろのカバーもあるのでかなり厚みがあります。

 

持ち歩き前提ならケース選びに苦労するだろうと思っていましたが、専用のケースがありました。Nreal Airのケースと違い折りたたんだ状態で上から入れるなら収納性は高いと思います。しかし調べてみると分かったのですがこのケースは別売でした。

 

収納ケースだけで税込み6,990円と思った以上に高額です。

 

Nreal Airの折りたたんだ状態と付属のケースです。VIVE Flowのケースの質は高そうですが、さすがに6,990円を追加で出すのには躊躇します。VIVE Flowの眼鏡不要の仕組みのポイントは非常に高かったのですが専用ケースが別売というのはマイナスポイントです。この手のデバイスを購入する人はお金はあまり気にしていなくて存在していることが重要なのかもしれませんが…

 

Nreal AirはHDMIモニターですがVIVE Flowはミラーリングとコンテンツ依存型

Nreal AirはHDMI入力のモニターですが、VIVE Flowは接続したスマートフォンおよびMiracastによるミラーリング、サブスクリプション型のコンテンツでの使用となります。簡単にいうとNreal Airは単なるミニターですが、VIVE Flowはミラーリングと独自の課金コンテンツによるプレイができるということになります。

VIVE Flow 対応機種
https://www.vive.com/jp/vive-flow-phone-list/

下記の条件に当てはまる場合、対象機種リストに記載されていなくても一部のVIVE Flow機能を使用できる可能性があります。
-5GHz Wi-FiとBluetoothに対応
-Miracastに対応
-HDCP 2.2または同様の標準に対応

 

 

VIVE Flow専用のサブスクリプション「VIVEPORT Infinity Vista」も(年間契約の場合は月額1000円)予定されています。
※SoCが共通のVIVE Focus Plus向けに発売されたコンテンツがVIVE Flowでも動作可能。

 

VIVE FlowでもNreal Airでも改善されなかったところ(改善不可能)

有線接続が前提

Nreal AirVIVE Flowも有線接続が必要です。Nreal Airは接続と給電の為にVIVE Flowは給電の為に必要です.
VIVE FlowはWi-fiやBluetoothとの接続が可能ですが、電源供給の為に必要となります。しかしスマートグラス側にバッテリーを搭載してしまえば重量がかなり重くなり装着感がかなり悪くなること、本体の寿命が大幅に短くなる可能性を考えるとバッテリー搭載はむしろ改悪だと考えるのでこれはしょうがないところです。

 

まとめ

同じスマートグラスといってもNreal AirARグラスVIVE FlowVRグラスということで似て非なるものです。私個人の感想としては外出先で使用することが多ければNreal Air一択という感じです。ただ外出先での使用に不向きだと思うだけでVIVE Flowも素晴らしい端末です。私の場合はVIVE Flowに関してはOculus GOの後継機という位置づけで購入したいと思いますがNreal Airを所持している身としては自宅用としてはOculusQuestがあれば十分です。

金額を考えるとVIVE Flowを買うよりはもう少しお金を追加してOculusQuest2とNrealAirを購入するという考え方もあります。

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VIVE Flowが59,990円、Nreal Airが39,800円とOculusQuest2が37,180円なので2つ買ったとして76,980円です。差額が17,000円程度なのでそこまで無理をしなくてもいい金額です。
これからスマートグラスを購入しようとしている人がいてVIVE FlowNreal Airとで悩んでいる人がいて参考になれば幸いです。

 

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