少し前にAndroid端末などに AltDP機能を追加するDisplayLinkアダプタについて紹介しましたが今回はその使い道について記事にしました。

AltDP非対応端末をDPモードに対応させる為のアダプタ。DisplayLinkを利用すれば簡単に映像出力可能
このアダプタですが、 映像出力機能がない端末にAltDP機能を追加することができるという画期的な商品である反面、XrealAir などのARグラスと組み合わせる以外の使い道が思いつかないという人もいました。今回はこのアダプタの活用方法について記事にします。
DisplayLinkアダプターの活用方法
XrealAirなどのARグラスとの組み合わせ

まずは一番オーソドックスな組み合わせです。映像出力機能がない端末でもこのアダプタと組み合わせることで外出先でも大画面でYoutubeを楽しんだり、作業ができます。
モバイルプロジェクターとの組み合わせ
営業先で商品紹介などのプレゼンをよく行うような人であればモバイルプロジェクターとの組み合わせもあります。PCを持ち歩かずスマートフォンに資料を入れておき必要に応じてプロジェクターに接続して映写するということもできます。パソコンを常に持ち歩いていなくてもカバンの片隅にDisplayLinkアダプターを入れておけばそういった使い方ができるというのも一つのアイデアです。特に最近では簡単に持ち運べるモバイルプロジェクターという新しいジャンルの商品も登場していますのでアイデア次第で使い方は広がります。
UVC対応iPadとの接続

ここ数年で発売されたiPadはUVC(USB VIDEO CLASS)に対応しています。UVC対応のiPadは外部ディスプレイにすることができるので、UVC対応ビデオキャプチャとDisplayLinkアダプタを組み合わせることでiPadでの表示が出力が可能になります。大きな液晶を搭載している端末と接続する意味はないかもしれませんがJellyStarやRakutenMiniのような小型端末と接続する時には重宝するはずです。
TVなどへの出力

自宅で液晶モニターなどに有線で接続することで遅延の少ない環境でYoutubeを楽しむことができます。
※注意点 DisplayLinkはDRMに対応していない為、PrimeビデオやNetflix、DMMテレビのような著作権緒保護機能を使用したコンテンツを再生することはできません。
PCの外部ディスプレイの枚数増設

通常、PCには外部ディスプレイの枚数制限が存在します。ただこのDisplayLinkアダプターで増設したディスプレイはその枚数制限に引っかからないので、上限を超えてディスプレイを追加できることになります。外出先ではそこまでのモニターを接続することはないかもしれませんが自宅であれば重宝する機能かもしれません。
DisplayLinkの活用方法についてのまとめ
DisplayLinkアダプターですが、基本的に映像出力をスマートフォンなどに追加するだけの機器なので使い道は限られていました。変わった使い方としてはやはりARグラス等への映像出力がメインになるでしょう。
ARグラスとは違いますがカバンに入るようなモバイルタイプのプロジェクターもここ数年の商品です。少し前にはプロジェクターを搭載したスマートフォンといったものも発売されました。
unihertz プロジェクターを内蔵したスマートフォン Tankシリーズ公式サイト https://www.unihertz.com/ja-jp/collections/others?srsltid=AfmBOopiH0bRAUQNj1OGoMGplf-6SIrbrnTF8nVldxsHq5VfVbkyaK4a
技術の進化と共に全く新しいデバイスの登場や小型化による恩恵で機能の複合化が進むと考えています。DisplayLinkアダプターはそういったものの手助けになるもので使い道は色々とあり一つ買っておいても損はないかもしれません。
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