Windows11非公式アップグレードの落とし穴と安全な選び方
パソコン初心者の方にとって、Yahooショッピングや楽天市場のような通販サイトで販売されている「中古のWindows11パソコン」は、とても魅力的に見えるかもしれません。 価格も安く、「Windows11搭載」と書かれているため、手軽に最新OSの環境が手に入るように感じるでしょう。しかし実は、初心者だからこそ “買ってはいけない” 中古PC が存在します。特に注意すべきなのが、
Windows11非対応の古いPCに非公式な方法でWindows11を入れているPC
です。これらのPCは、購入後にメジャーアップデートが自動で適用できないのですぐにサポートが切れてしまう可能性があります。
本記事では、なぜこれらの中古PCが危険なのか、どんなリスクがあるのか、そして安全にPCを選ぶためのポイントを丁寧に解説します。
1.そもそも「Windows11非対応PC」とは?

Windows11には、Microsoftが公式に定めた「動作条件(システム要件)」があります。
特に重要なのが、
TPM 2.0
Secure Boot 対応
対応CPU(第8世代Intel以降など)
といったセキュリティ関連の機能・要件です。2016年以前のPCや、安価なオフィス向けPCの多くは、この要件を満たしていません。
つまり本来そのパソコンではWindows11は動かない(インストール不可)仕様です。
2.通販サイトの中古PCでよくある「非公式Windows11」の実態
Amazonや楽天などの通販サイトでは、Windows11非対応の古いパソコンに、非公式な方法でWindows11をインストールして販売している中古業者が多く存在します。
●レジストリ改変
●インストール制限の無効化
●外部ツールを使った強制インストール
Microsoftが公式に認めていない方法でインストールされています。見た目「Windows11」でも、内部は正式サポート外の無理矢理な状態です。メジャーアップデートができないので表向きは使えても、サポートが切れるのが早いPCとなります。
3.最大の問題:メジャーアップデート(大型更新)ができない

初心者にとって最も危険なのが、このポイントです。
Windows11は定期的に「メジャーアップデート(大型更新)」があります。
例えば、
Windows11 22H2
Windows11 23H2
今後の24H2 など
これらは機能やセキュリティを大きく改善するための重要なアップデートです。
しかし、非対応PCに非公式インストールしたWindows11は、メジャーアップデートが適用できません。適用できないどころか通知すら届きません。その為、初心者の方は自分の使っているWindows11がサポートが切れていることに気づくことはなく、ウイルスに感染したなどトラブルになり始めて気づくことになります。

問題なのはWindows11に対応しているかのように販売しており、メジャーアップデートができないことについて全く触れていません。
これはある意味悪質な詐欺l商品と言えるでしょう。
4.セキュリティ更新にも不具合が起きやすい
Windows11はセキュリティアップデートが頻繁に行われていますが、非対応PCの場合、
・更新が適用されない。
・途中で止まる
・適用後に動作が不安定になる。
といった問題が起こることがあります。
これは、セキュリティ更新が「正常な環境」を前提に作られているため、改造環境ではバグが起きやすいからです。
5.性能が低く、Windows11が重すぎるケースが多い
非公式Windows11が入っているPCの多くは、2013〜2016年頃の古いCPU、HDDまたは古いSSD、メモリも4GBまたは8GBといった構成です。
見た目は「Windows11搭載」と書かれていても実際は非対応のスペックなので起動に数十秒以上かかる、動作が重い、正式対応PCに比べてトラブルが起きる可能性が高いといった点にも注意が必要です。
6.初心者が中古Windows11 PCを買って後悔した例(よくあるケース)
ケース1:半年で大型アップデートが来てサポート外に
→ 自分では初期化もできず、買い直しに…
ケース2:トラブル時に通販業者が消えていて連絡できない
→ 保証も返金も不可
ケース3:セキュリティ更新が止まる
→ ウイルス感染リスクが急上昇
ケース4:動作が遅すぎてパソコンを買い直す
→ 最初から新品を買った方が安かった…
これらは初心者の方ほど回避が難しい問題です。
7.初心者が安心して使えるパソコンを買う方法
1.Windows11 “公式対応” のPCを選ぶ
CPU世代やTPM対応など、公式要件を満たしているPCが必須です。
2.中古を買う場合は「専門店」で購入する
所在地が怪しい通販業者よりも信頼性は高いです。
・ドスパラ中古
・PCリユースショップ
・パソコン工房
などが比較的安心です。
3.可能なら新品を選ぶ
初心者なら、5万円台の新品ノートでも、中古の改造PCより安心して使えて結果的に長持ちすることになります。
8.初心者は“非公式Windows11”中古PCに手を出さないことが最善策
初心者がAmazonやYahooショッピングなどで販売されている「Windows11搭載」と書かれた中古PCを買ってはいけない理由は以下の通りです。
本来はWindows11非対応のPCが多い
非公式インストールのため、メジャーアップデートができない
アップデートでトラブルになる可能性が高い
セキュリティ更新が正常に適用されない
動作が遅く、実用性が低い
保証やサポートが不十分
パソコン初心者にとって、これらのトラブルは致命的です。
初心者には購入しようとしているPCが非公式品なのか正式対応品なのかの判断は難しいですがCPUに関しては下記から調べることが可能です。CPUが対応していれば他の条件をクリアできていないことは少ないので初心者の方はこれが一番分かりやすい調べ方だと思います。
Windows11対応CPU
まとめ:Windows11非公式PCは駄目なのか?
ここまでWindows11非公式PCについて色々と書いてきましたが、決してWindows11の非公式運用がだけというつもりはありません。
Windows11の要件は非常に厳しいのですが第3世代CPU搭載のPCに無理やりインストールしたとしても使い道次第ですが、ある程度実用的に動きます。私も実際に2015年発売の初代YOGABOOKにWIndows11(25H2)をインストールして使っているぐらいなので使い方と使い道次第でまだ使えます。
ではなぜここまでWindows11非公式PCについて色々と書いたのかですが、PCに詳しい人が自分でWindows11を入れて使うのは自己責任です。ただ法人がWindows11に対応しているかのように非公式な方法でWIndows11を入れて非公式を表示しないで販売するというのは詐欺行為に等しいことだと思います。

これは現時点でAmazonで販売されている中古ノートPCです。価格も15,000円以下でOfficeソフトもついていてかなりお得に感じますがCeleron 3855Uは第6世代のCPUなのでWindows11には非対応です。しかし非公式な方法でWindows11にアップグレードしています。良心的な価格ではありますがメジャーアップデートできないことを一切記載せずに売っています。実際非公式PCで13,800円でも正式対応のPCが19,500円で売られていればそちらを買おうと思うかもしれません。ただ表示をしていないのは悪質です。
初心者の人がそういった悪実業者に騙されないように今回はこの記事を書きました。
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