最初に
ここで紹介する冷風扇ですがエアコンの代替えになるようなものではありません。しかし屋内にある仕事場や冷房がかかっていても自分にとっては暑いと感じる状態であれば自分の机に設置するだけでかなり快適に過ごせる冷風扇です。今回、私がなぜこの商品を選んだのか?どんなところが良いのかを紹介していきます。
この冷風扇を選んだ理由
卓上冷風扇は省電力で動くのでモバイルバッテリーで動作する商品が多く存在します。確かにモバイルバッテリーで駆動するのなら便利かも入れませんが、その分だけ出力が低い製品が多く存在しています。もしも外に持ち出して使うことが多いのなら仕方がありませんが、基本的にモバイルバッテリーやパソコンに接続して使うよりも普通にコンセントタイプのほうがパワフルです。事務所の机用に使うのであればコンセントタイプ一択になるでしょう。
TYPE-Cだと5V/3Aで15Wの製品を買えばいいと思う人も多いですが、5V/1Aで10Wや5V/2Aで10Wという製品も数多く存在しています。
冷風扇 wikipedia
この冷風扇を使った感想
良いところ
思ったより冷たい風が出る。
正直思った以上に冷たい風が出てくれます。あくまでも冷房の効きが悪い部屋で使うものということ前提ですが。自分の前に小さなスポットクーラーの吹き出し口があるというイメージで涼しくなります。
これは使用中の写真ですが、左側を見るとミストが出ているのが分かります。写真だと分かりにくいのですが湯気のようなミストが噴出することで冷たい風がでます。
※注意点 部屋を閉め切るのではなく、適度に換気を行い湿度を下げることで気化熱を利用した冷たい風が効率的に出ます。
十分な風量
風量に関しては3段階切り替え、ミストの量も2段階です。暑いときは風量MAXでミストも最強にすればいいと思いますが、風量2。ミスト1でも十分に涼がとれるぐらいです。
フィルターが不要
以前購入していたものは本体内のフィルターに水を浸透させて気化熱で涼しい風が出るという仕組みでしたが、どうしてもカビの繁殖がありました。フィルターだけの購入はできなかったのでフィルターの寿命=本体寿命であったこととフィルターがカビまみれだとカビ臭い感じがしていました。しかし今回のミスト式では全くそういったことがないのとフィルター式よりも冷たい風が出ているように感じます。
悪いところ
風の向きを変更できない。
風向きを変更するフィンなどが付いていない為に設置場所からまっすぐ風が出るだけです。顔に冷風を当てたいと思っても向きを変えられないので、物の上において高さや本体を動かして左右に調整するしかありません。
本体を傾けると水が漏れる
水のタンクに蓋はないので傾けると、コップの中の水がこぼれるのと同じように水がこぼれます。その為、水が入った状態での移動はできるだけ避けること、向きを調整する時にも気を付けて移動することが大事です。
水のタンクを外せない
水の補給ですが、タンクのロックを外すことで引き出しが3cmだけ開きます。その為、水の補給は本体ごと台所に持っていって蛇口で補充するか、ペットボトルのようなものを用意して水を灌ぐ必要があります。個人的にはタンクが分離できればかなり便利だと思いました。
冷風扇風機、通称「冷風扇」の注意点
エアコンの代替えになるような冷風扇は存在しません。エアコンは熱交換器を使用して冷たい空気を室内に送り込みますが、冷風扇は、気化熱でタンクに入れた水を蒸発させることで熱い空気を冷やして送風する冷房器具です。水が蒸発時する時に熱を奪うことで空気中の温度を下げる仕組みを利用しています。 湿度が高いと水が蒸発しにくいため、使用時は室内の湿度が上昇しないように換気行うことで効率的に使うことができます。エアコンの完全なる代替えにはなりませんが、効率的に運用することで体感温度-8度の冷風を送ることが可能です。
また水道水ではなく、氷水や冷蔵庫で冷やした水を使用すると、さらに効果的に温度を下げることが可能です。
現状で30℃近い室温の部屋で使っていますが、風力3+ミスト2(水道水)に設定して近距離で使う限りは少し寒いぐらいの風がでています。
【過去の夏対策グッズ】
夏の暑さ対策グッズはどれがおススメなのか?安くても効果が十分に体感できるものもある。実際に試してみた感想です。
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