ルイヴィトンLouis Vuittonタンブールホライゾンをバッテリー交換する方法
皆が大好きなルイヴィトンがスマートウォッチを販売しているのはご存じですか?
以前、いくつかの記事を書いたのですが様々な問題を引き起こした為に一部の記事を公開停止していたのですが、タンブールホライゾンのバッテリー交換方法について説明するブログやYoutube動画が公開されているので今回、以前公開停止にしていたタンブールホライゾンバッテリー交換についての記事に加筆して公開することにしました。
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タンブールホライゾンのバッテリー交換詐欺についての注意喚起
タンブールホライゾンV1の発売日は2017年7月11日です。タンブールホライゾンのバッテリーの寿命は約3年と言われていますのでジャンク品が出回り始めたのは2020年頃です。
タンブールホライゾンのバッテリー交換ができるというのが周知されていなかったころにはゴミ扱いでした。価値が出てきたのは2021年、2022年の頃の話です。
おそらくはその原因の一因には私のブログが少なからず影響していると思うのですがバッテリーが消耗して起動しないタンブールホライゾンがヤフオクやメルカリに格安で出回る時期がありました。
私も本体のみですが実際10,000円程度で購入することが出来ました。ベルト付でも20,000円前後で販売されることもあったようです。
そこでタンブールホライゾンのバッテリー交換方法についての記事を公開したのですが、交換に失敗した人や転売目的の人達からクレームや脅迫のようなことが相次ぎました。
その為、実際の交換方法についての記事は公開停止にしたのですが、最近新しい詐欺事案が発生したのでその注意喚起です。
タンブールホライゾンはバッテリーが劣化すると充電中にもかかわらず、起動途中で電源が落ちて再起動のループが発生します。その為、ほとんどのケースでバッテリー交換をすれば復旧します。しかし最近ではiCチップやロジックボードなどの他の部品不良が原因の故障個体が見つかっています。
おそらくですが年数が経過して部本が劣化しているといういうのもあると思いますが、再起動ループに気づかず長期間にわたり再起動ループをさせた結果、高熱で壊れた可能性もあります。
写真はイメージです。
ただ今一番問題なのは、その壊れているタンブールホライゾンが再度メルカリやヤフオクに出品されていることです。最近のタンブールホライゾンの故障品の相場は6万円前後です。バッテリー以外も壊れた個体を買ってしまった落札者が自分が騙された?、誤解した?ように再び出品するのです。そう考えると現状、メルカリやヤフオクで販売されている起動不良の個体はかなりの数がバッテリー以外が不良の可能性があります。
そう考えると現状で起動不良の個体を購入する危険性はかなり高く、現状で自分が使っているタンブールホライゾンのバッテリーが劣化した時に下記の記事を参考にバッテリー交換をしていただければと思います。
※以前はタンブールホライゾンV1のバッテリー交換をしていたショップがV1のバッテリー交換をやめているところがあります。バッテリーが入手できないことを理由にしていましたが以前よりも手に入りやすくなっているので基盤不良の個体が多数持ち込まれ問題になったからではないかと思っています。
タンブールホライゾンのバッテリー交換方法
さて前置きが長くなりましたが、タンブールホライゾンバッテリー交換の本題です。
まずは交換用のバッテリーを入手する必要があります。ヤフオクなどでは8000円~15000円で販売されていますがAliexpressだと1500円程度で購入することが可能です。
Aliexpress タンブールホライゾンバッテリー
ヤフオクの商品紹介でも純正バッテリーと記載されているところもありますが、ルイヴィトンが交換用バッテリーを販売や横流しているはずがないので、同じ型番をAliexpressで購入して転売しているだけだと思います。ただAliexpressだと到着まで2か月かかるので、在庫を持っているところがあればそれを購入するのもひとつの方法だと思いますが、長期在庫品だった場合はバッテリーが劣化しているのであまり意味がないかもしれません。
【補足事項】
ちなみに今回私が使用したのは約4年前に購入したバッテリーです。交換当初は再起動ループを繰り返していましたが、何度目の起動時にやっと完全に起動して充電できるようになりました。
工具の購入
タンブールホライゾンの背面ネジは100円ショップで販売されているような精密ドライバーよりもさらに小さなドライバーがないと開けることが出来ません。
今回は-06と-1.0を購入していましたがどちらでもネジはまわります。
ただ背面のネジは小さすぎて指でつかむのも難しいので上記のドライバーとピンセットの工具のセットがおススメです。特にこのネジは落としてしまうと発見は困難ですし、同じものの購入は不可能だと思います。
バッテリー交換作業
まずは最初に背面のネジ6個を外します。ネジを回しきったらピンセットで掴んで何かの容器に入れて紛失しないようにしてください。落とすと見つからない可能性です。
蓋が開くと上記のような状態になります。この黒いゴムシートは各端子が外れない押さえでもあるのですがこれをゆっくりと剝がしてください。
黒いゴムシートを外すと上記のようになっているので赤丸の部分の端子を外してください。この端子は上からはまっているだけなので、上にあげれば簡単に端子は外れます。
端子に引っ掛からないように慎重に本体を外してください。また赤丸のプラスネジを外して2か所の爪を外すと基盤とバッテリー部分が分かれます。
基盤とバッテリー部分が分かれたところです。このバッテリーは両面テープで止まっていることと端子が穴を通過しているので、端子が穴に引っ掛からないように慎重にバッテリーを外してください。
左が旧バッテリー、右が今回交換したバッテリーです。ただ私のタンブールホライゾンは一度バッテリー交換をしているので完全な純正品というわけではありません。またよくよく見てみるとケーブルの取付位置が違いますが、反対にすれば何も問題はありません。本当の純正バッテリーはどっち側なんだろう…
ちなみに起動不良になっている古いバッテリーですが、とくに膨張などもしていませんでした。ここまでくればあとは逆手順で組み立てるだけです。
バッテリー交換が難しいと言われるタンブールホライゾンですが、適正な道具を使用して丁寧に作業すれば全然難しくありません。ただ価格が高すぎるスマートウォッチなので、失敗した時の損失を考慮して難易度を上げているのかもしれません。ただ一点注意するべきは、新品のバッテリーのケーブルは折り目がついておらず完全にフラットなので端子を差し込む時が難しく感じるかもしれませんが、丁寧に作業して力ずくでやらなければ問題はないでしょう。
タンブールホライゾンの充電について
交換完了後は普通に充電するだけですが、最初は再起動ループする可能性があります。私の場合も5回ほど再起動ループ後に通常起動しましたが、それは長期保管していたバッテリーの残量が0になっており起動できるだけのバッテリーの充電に時間がかかったからだと思います。
タンブールホライゾンの充電に必要な電流は2Aと言われています。確かにバッテリー交換時の初期起動には2A必要かもしれませんが、日常使いに関しては0.5Aでいいのではないかと思います。実際に2Aで充電すると本体が熱いと感じるほどの熱をもつことがあるので少し怖いです。もともとタンブールホライゾンの寿命は2年から3年と言われている中で0.5Aで充電していた私の個体は4年以上もったので0.5Aでも問題はないはずです。
むしろ寿命は延びているのではないでしょうか。
タンブールホライゾンバッテリー交換についてのまとめ
タンブールホライゾンのバッテリー交換の情報に関しては昔に比べてかなり出回っています。転売目的の人からの誹謗中傷やnote販売の為にこちらを攻撃するような人もいました。Louis Vuittonのような多くの人が好む廃ブランドにはお金がつきまとうので注意が必要だということがよく分かりました。
話を元に戻しますが、Louis Vuittonのタンブールホライゾンは非常に高額なスマートウォッチです。3年で使い捨てと聞くとありえないいほどの高額です。
しかしアップルウォッチなどのスマートウォッチも実質、数年で使い捨てと言っていいレベルです。しかしタンブールホライゾンはバッテリー交換の手法が確立されています。それを考えるとタンブールホライゾンが本当に高価なのかは考え方によると思います。
ビッグカメラ Apple Watch バッテリー交換料金
https://www.biccamera.co.jp/apple/repair/applewatch
Apple Watchのバッテリー寿命もどうやら2年から3年のようです。Apple Watchを自分でバッテリー交換できるのであればいいのですが、業者にお願いするのであれば費用はそれなりにかかることになります。
またApple Watchの場合はおしゃれではなく実用性がポイントだと思うので、新機能が増えるたびに買い替えたくなるのが信条です。
しかしタンブールホライゾンの場合、購入者の目的は実用性よりもおしゃれや所持しているということのほうに重点が置かれている気がします。モバイルSuicaなど最新の機能をタンブールホライゾンは追及していないからです。
そういう意味であれば中古でそこそこの値段で購入するのであれば、タンブールホライゾンのほうが欲しいという人も一定数存在するはずです。今回のこの記事はそういった人の役に立てればと思っています。
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