2013年に新品でMacBookAir2013を購入してから2025年現在も使用し続けています。MacOSのサポートは切れていますが、もともとBootCampを使用してWindows10を使用しており、現状ではCPU、TPM2.0の要件を無効にすることでWindows11を快適に使用できています。実は2023年にMacBookAir2013(11.6インチ)を購入してスラブトップPCに、2025年年明けにMacBookPro2015(13.3インチ)を中古で購入しました。

外出先での仕事やブログ更新の為にMacBookProを購入したのですが、思った以上に重くカバンが肩に食い込むのが苦痛なぐらいです。MacBookAir2013の11.6インチが約1.08kg、13.3インチが1.35kgなのですが、今回購入したMacBookPro(13.3インチ)は1.58kgです。
モデル | 重量 | サイズ |
---|---|---|
MacBook 12 | 0.92 kg | 28.05 x 19.65 x 1.31 |
MacBook Air 11 (旧モデル) | 1.08 kg | 30.0 x 19.2 x 1.7 |
MacBook Air 13 | 1.35 kg | 32.5 x 22.7 x 1.7 |
MacBook Pro 13 | 1.37 kg | 30.41 x 21.24 x 1.49 |
MacBooK Pro 15 | 1.83 kg | 34.93 x 24.07 x 1.55 |
Retina液晶になれば作業性が大幅にアップすると思っていたのですが、300gの差は意外と大きく、念の為に持ち歩くモバイルPCとしては致命的でした。これを日常的に持ち歩こうというのならバッグからiPadなどのデバイスを減らしたり、モバイルバッテリーを小容量なものにしたりして荷物の重量を減らす必要があります。
Retiana液晶のMacBookを外出先で使うことが目的でしたが、持ち歩くのが苦痛になるのなら本末転倒なので、MacBook 12-inchを購入することにしました。今回購入したMacBookProはバッテリーが弱っていることもあり自宅用にすることにしました。
MacBook (Retina 12-inch)

Apple公式ホームページ https://support.apple.com/ja-jp/112033
「MacBook史上 コンパクト最軽量モデル」
MacBook 12-inchの特徴としては0.92kgと軽量化、Retina液晶を搭載、初めてTYPE-C端子を搭載してUSB PDで充電可能であるということ。またTYPE-C経由で映像も出力できるのでXrealAirとも直接接続が可能という点にあります。

その当時のMacBookAirはRetina液晶非搭載でベゼル幅も広い欠点がありましたが、それらを改善したモデルが12インチモデルだと私は思っています。
12インチモデルは2015-2017と短い期間の販売ですが、そのコンセプトはMacBookAirに集約された為にラインナップから消えましたが消して不人気から消えたということではありません。もともとはMacBookAirが老朽化したデザインだった為、それを補うためのモデルでしたがMacBookAirの正常進化により12インチモデルが必要なくなったからだと私は考えています。
MacBook12インチの良い点
Retina液晶搭載なのに小さくて薄い
MacBook12インチが届いた時の感想は、「小さい」「薄い」という感動です。2013年にMacBookAir2013(11.6インチ)を購入した時も感動しましたが、12インチモデルを見た時にも同じように感動しました。2015年に12インチモデルが発売されたことを考えるとこちらを買わなかったことを少し後悔するぐらいです。
ただポート類に関してはTYPE-CとイヤホンジャックがあるだけなのでUSBホストケーブル、もしくはTYPE-CのUSBハブを持つ必要があります。
※発売当初に比べてTYPE-C to LightningケーブルやTYPE-C to TYPE-Cのケーブルが普及しているのでデメリットはかなり減っているかもしれません。
USB PD充電可能
古いMacBookAirやMacBookProでも社外品のMagsafeアダプターを使用することでUSB PDで充電することは可能です。ただ社外品で充電するよりも純正で対応しているほうが安心できます。
【過去の関連記事】
MacBook12インチの悪い点
キーボードの打鍵感
個人的な好みになるのですが、キーボードの打鍵感の悪さです。本体を薄くする為にキーボード部分も薄くなっているのですが、その分だけキーボードの押し込みも浅く日常的にMacBookを使っていたとしても違和感を感じるほどです。ただ本体の薄さを追求した結果なので仕方がないのかもしれません。
SSD交換不可
McBookAirやProはメモリ増設が不可能でもSSD交換は可能でした。しかしこのモデルはSSDロジックボードが交換不可能なのでストレージ不良が起きてしまえば修理困難なんなジャンク品が出来上がってしまうことになります。
MacBookPro、MacBookAirとの違い

上からMacBook Retina12inch、MacBookAir(11.6)、MacBookPro(13.3)を重ねた写真です。MacBookPro13.3inchが一番大きいのは当然ですが、Airと12inchを比べても液晶サイズの大きい12インチの横幅が明らかに小さいのが特徴的です。

上記の写真は(左)MacBook 12inch (右)MacBookAir(11.6)を並べた写真ですが、MacBookAirの方が明らかにベゼル幅が太いので筐体サイズと液晶サイズが逆転していることが分かります。

同時期のMacBookシリーズの写真ですが、上から12inch、Air、Proと並べている状態で比べてみると搭載されているポートに大きな違いがあることが分かります。MacBook12inchにはイヤホンジャックとTYPE-Cしか搭載されていないことを考えると筐体サイズや重量を最優先していることが分かります。

この写真はSurfaceGOとMacBook Retina12inchを重ねた写真です。MacBook12インチもかなりコンパクトですがSurfaceGOはさらに小さいことがよく分かります。ただ作業性や処理速度を考えるとどちらがいいかは好みが分かれるところです
同時期の2025年時点でのMacBook12インチの価値について
Macbook Retina12-inchは2025年時点で2万円から3万円程度で購入することができます。

小型で軽量かつ長時間の稼働が可能という点においてMacBook12インチはかなり優秀な端末となります。ただ発売時期もあり性能だけで考えると、最新のPCと比べると少し劣っています。しかし動画編集をしたり、ゲームをするというのでなければそこまで悪くはありません。メモリも8GB標準で搭載していますし、Windows11をインストールすることも可能です。※CPU、TPM2.0の要件無効化が必要です。
Apple Silocon Macを搭載したMacBookAirならコンパクトさもパワーも両立するのですが、当然ながら一番安いものでも10万円を超えます。外出用のサブPCで価格を考えるのであればMacBook12インチで十分だと私は思っています。特にメインPCならともかくサブPCに高額な最新のMacを買い続けるというのは無駄だと考えます。ただ私もお金に余裕があればM3やM4搭載のMacBookを買いたいと思いますが、AirはともかくProシリーズに関しては簡単に手が出せない価格設定になっています。

いつかこれぐらいのノートパソコンを2年ごとに余裕で買い替えるような年収をもらえるようになりたいですがいくらぐらいもらえればいいんでしょうかねぇ(笑)
モデル | 重量 | サイズ |
---|---|---|
MacBook 12 | 0.92 kg | 28.0 x 19.7 x 1.30 |
MacBook Air(M3)13.6 | 1.24 kg | 30.4 x 21.5 x 1.13 |
MacBook Pro(M4) 13.6 | 1.55 kg | 31.3 x 22.1 x 1.55 |
ただ最新のM3、M4トップ搭載のMacBookは以前のAirやProを踏襲しており、ポートの種類や数が充実していることもあり筐体のサイズや重量に関しては劇的に変わっていません。
それらを考えるとサブとしてのモバイルPCとして2025年時点でも十分に使用価値はあるのではないかと思います。
MacBool12インチはこれだけ秀逸な端末ですが、処理速度の点や独特なバタフライキーボードのせいで好き嫌いがはっきりと分かれています。購入する前にその点についてだけはしっかりと考えておくことをおススメします。
※iPadProとの比較について

機種 | 重量 | サイズ |
---|---|---|
MacBook 12 | 0.92 kg | 28.0 x 19.7 x 1.30 |
iPadPro | 0.46 kg | 24.9 x 17.7 x 0.51 |
iPadPro | 0.58 kg | 28.1 x 21.5 x 0.51 |
コンパクトなApple端末としてはiPadProシリーズが存在します。軽量かつM4チップ搭載で高速なのかもしれませんがOSの問題がありますのでフルOS搭載のMabBook12インチの方が作業に向いていると思います。まぁ比べること自体、おかしいとは思いますが…
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