今なら新品で2万円以下で購入できるLiberoFlip
折りたたみスマートフォンが欲しいのですが12万円を超すような端末が多く手が出ませんでした。しかし新品なのに2万円台で購入できる縦折りスマホが出まわっているのでそれについて記事にしていきます。
ZTE LiberoFlip公式サイト https://www.ztedevices.com/jp/product/libero-flip/
LiberoFlipのスペックについて
LiberoFlipの一番の特徴は縦折りスマホという点です。しかしいくら欲しいとはいっても欠点があったり自分の環境で使えなければ購入する意味がないのでしっかりと調べることにしました。
サイズ 幅×高さ×奥行(mm) | 76×170×7.3mm(Open) 76×88×15.5mm(Close) |
重さ | 約214g |
バッテリー容量 | 4180mAh |
OS | Android13 |
ROM | 128GB |
RAM | 6GB |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 7 mobile platform Gen 1 ( オクタコア) 2.4GHz+2.36GHz+1.8GHz |
SIM | nanoSIM / eSIM |
USB Type | Type-C |
リアカメラ画素数 50M (Main) + 2M (Depth) フロントカメラ画素数 16M | |
ディスプレイサイズ | In :6.9インチ/Out: φ1.43 |
解像度 | FHD+, 2790×1188/Out:466×466 |
Qi充電はありませんが、スペックを見る限り可もなく不可もないミドルスペックです。CPUがSnapdragon 7 を採用していますが重いゲームでもしない限りは十分だと思います。一気にかかるとすればAndroid13ということですが、これは今後のバージョンアップに期待ですが、メーカーがZTEなのでアップデートに関しては期待薄かもしれません。
AntutuベンチマークVer10の結果です。
総合点で60万点オーバーなのでミドルスペックとはいえ重いゲームでもしない限りは必要十分ではないかと思います。
対応周波数について
LiberoFlipの対応している周波数は以下の通りになります。
- 5G:n3・n28・n77・n78
- 4G:B1・3・8・41・42
Docomoの周波数は
- 5G:n257・n77・n78・n79
- 4G:B1・3・19・26・28
メインバンドであるBand1とBand3には対応していますが、プラチナバンドであるBand19には非対応なので街中以外では厳しいでしょう。また5Gに関しては周波数はあっていますが非互換のようで使えません。
AUの周波数は
- 5G:n257・n77・n78
- 4G:B1・3・11・18・26
auが使用する周波数であるBand1、Band18のうちBand1にしか対応していません。5Gに関してもn77だけの対応になるのでもしも使うなら覚悟が必要です。
SoftBankの周波数ですが
- 5G:n3・n28・n77
- 4G:B1・3・8・41・42
SoftBankから発売されている端末だけあって主要BandであるBand1、Band3、Band8の全てに対応しています。5Gに関してもすべて対応しています。
上記の結果を考えるとLiberoFlipはSoftBank、もしくはSoftBank系のMVNOでしかまともに使えないという結果になりました。
※補足
楽天モバイルの場合
- 5G:n257・n77
- 4G:B3・19・26・28
以上になっています。楽天モバイルはauのBand19とBand26をパートナー回線として使用することができますがLiberoFlipはその周波数には非対応です。その為、楽天モバイルの主要周波数であるband3を使うしかありません。基本的には主要周波数なので問題なく使えるはずですが
楽天モバイルの対応状況確認では5G以外使えないようになっています。
しかし他の方の情報を見る限り5G/4G RakutenLinkによる通話、RakutenLinkからのメッゼージはもちろんAPNの自動設定まで対応しているようです。
ただやはりパートナー回線抜きでの楽天モバイルは不安ですし、GooglePixelのようにデュアルSIMでの待ち受けとAndroid14に対応していれば通信圏外対策もできたのですがそれもできません。ある意味で楽天モバイルが他社キャリアの中で一番惜しいところまでいっていたのかもしれません。
ちなみにLiberoFlipのSIMフリー版ともいえるnubiaFlip5Gだと
- 5G:n3/n28/n77/n78
- 4G:B1/B2/B3/B4/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B41/B42
- 3G:B1/B2/B4/B8/B19
- GSM:900/1800/1900
これだけの周波数に対応しているので全てのキャリアで使用することができます。しかし価格は8万円ぐらいするので、それならSoftBank系のSIMでLiberoFlipを使用するほうが無難だと思います。
まとめ
周波数の問題はありますが、SoftBankであれば問題なく使うことができます。また楽天モバイルであればメインバンドで使用することができるので楽天モバイルのエリアで使える人にもおススメかもしれません。
ただ楽天モバイルのホームページでは動作確認端末に入っていないので自己責任になります。ただ私も楽天モバイルユーザーにもかかわらず購入しました。
先月であれば43.5GB楽天モバイルを使ってauのパートナー回線は1.2GBだけでした。そしてこのパートナー回線については新幹線の中や自宅だったと思われるのでサブ端末を持つ限りは問題はなさそうだと判断しました。
端末が到着したらまたレビューを書こうと思いますが。あこがれの折りたたみスマートフォンが2万円以下で購入できるのは夢のようです。値段が値段なので良いことばかりではないでしょうがそこは割り切ってこの端末を楽しもうと思います。
【折りたたみスマートフォンについての過去記事】
遂に登場した。折りたためばスマートフォン、広げればタブレットになる夢の端末。誰もが考えてたが技術が現実に追いついた!
SIMロック禁止が無意味な件について
2021年8月に改正された「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」により2021年10月1日以降に発売されるスマートフォンではSIMロックは原則として禁止されています。しかしそれを逆手に取りSIMロックではなく他社キャリアの対応する周波数(Band)をもともと使えないように開発するという手口に移行しました。
さすがに世界的に販売されているiPhoneやGooglePixelでそれをやってしまうと露骨すぎるので世界的にメジャーな端末ではやりません。しかし自社ブランドの端末、自社端末ということで対応周波数を減らし新しい型式で販売するということをしています。
これを考えれば販売する端末の周波数について主要国内キャリアへの周波数対応を義務付けなければ意味がありません。
そうしなければSIMロック禁止のガイドラインは無意味なものになってしまいます。。
コメント