Androidをモニターとして接続してみました。
『Xperia 1 II』がOS11バージョンアップで外部モニターアプリなど新機能搭載へ!という情報がありXperiaの追加機能としてスマートフォン本体を外部モニターにする機能が追加されました。
しかし単に接続しただけでは表示することはできません。Androidをモニター化する為にはHDMIキャプチャからの信号を受け取ることができるアプリが必要になります。UVC 表示できるアプリが必要なので下記のアプリをAndroidのPlayストアから探してインストールしてください。(モニター側にだけ必要なのでDuetやTwomonなどとは考え方が違い親機と子機に入れる必要はありません。)
USB Camera Pro – Connect EasyCap or USB WebCam
いろいろと試して見ましたが、広告が邪魔で使い物にならないアプリが多い中で上記アプリの有料版は安定して使えています。また解像度を選択して表示することができます。今回は出力側にスティックPCを使用しましたが理論上はPlayStation5やDVDプレイヤーなども接続可能です。ただ外で大型のゲーム機を使うケースも考えにくいので実際にこれをモバイルで活用しようとするなら
スティックPC→タブレットやスマートフォン
携帯ゲーム機→タブレット
という組み合わせが一番意味があると思います。液晶を搭載しないノートパソコンは存在しないので、液晶を持たないWindows10のスティックPCとの組み合わせが一番無難です。モニター化した端末のタッチパネルもキーボードも使用できないのでそこは知っておく必要があります。仮にGeminiPDAをモニター化したとしてもGeminiPDAのキーボードもタッチパネルも使えません。
使っていて気になったこと
気になったこと➀
HDMIキャプチャー本体はディスプレイ側から電力をとるのでモニター側のバッテリー消費が気になります。
気になったこと➁
HDMIディスプレイになるだけなのでタッチパネルは使えません。接続後にBluetooth機器類を使うなら有線のマウスは必要です。
気になったこと➂
ビデオキャプチャーという方法なので画質は少しぼやけた感じになります。ただ5インチ程度の液晶でもWordPressでブログ更新ぐらいなら問題ありません。
まとめ
お手軽にスマートフォンなどをHDMIモニターにできるので便利です。純粋にHDMI入力できるモニターとして使えるのでソフトウェアは関係ないのでBIOS画面や起動中の画面も表示できることを考えるとトラブルには強いです。欠点としては多少ぼやけますが、twomonなどのサブモニターアプリよりも確実に接続できます。機器自体は小型なのでカバンの中に入れておけば、スティックPC側に不具合が起きてもすぐに対応できます。基本的にAndroidスマートフォンでWindowsを使おうとするならVPNを利用したRDPリモートデスクトップが一番使い勝手がいいかもしれません。しかし自宅PCをリモートで使う場合にPC側で不具合が起きた時にはどうしようもないので、それが不安という方には一つの選択肢だと思います。実際にはキーボードとマウスは日常的に持ち歩くとしてUSBメモリのようなスティックPCとビデオキャプチャを追加するだけでいいと思えば面白いと思います。
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コメント
コメント一覧 (1件)
個人的にはxperiaが搭載してる機能は、今回やっている事そのものであり、初期状態でアプリが入っている程度なのであってソレが特徴・ウリ出来るとは思わないしこの仕様なら無くてもいいかなと。 本体に入力端子が有るなら話が変わってくるが。
業務用途で用いる端末で、アプリの追加に制限があるような場合は標準で有ったら良いんだろうけど、制限掛けるような端末にて何処まで需要のある機能となるのか・・・・
普通のよりお高い「PRO」とか付いてた気がするプロ向けというかなxperiaにも搭載されてたけど確か同じ仕様だった気がする。