最初に
一時期流行したスティックPCですが、今では流行を過ぎて失敗感さえ漂っているかもしれません。スティックPCの想定された使い道としては
●リビングのTVに取り付けて超コンパクトPCとして利用する。
●USBメモリのように自分のマイPCを持ち歩く
なんていうのが主な使い道かもしれません。しかしそれには落とし穴がいくつかあったようです。リビングのTVにつないで動画を見ようとしたがスペック不足でカクカクしてまともに見れない!どこでも使える緊急用マイPCとして持ち歩いてみたものの外出先でHDMI端子のあるモニターがなかったり、キーボードやマウスなどが準備できなかったりということがありこれなら軽量PCやタブレットを持ち歩くよってな感じだったのではないでしょうか?
しかし、今では新たな使い道がされています。それは
タブレットをモニターにしたモバイルPC化です。
スティックPCとiPadを持ち歩き、少し調べ物をする時にはiPadを利用して、喫茶店やオフィスなどではWindowsを起動するという方法が可能になっています。ここから下はスティックPCに興味がある。iPadやAndroidのタブレットを持っている
マニアックなことがやってみたい。
そういった方だけが読んでください。
スティックPCを外出先で使う場合
スティックPCを外に持ち出して使おうと思った時にまず、必要になるのが
①モニター
②入力装置(キーボード、マウス)
③電源
ということところです。
②に関しては小型なものを持ち歩く、
③に関してはモバイルバッテリーを持ち歩く
ということで簡単に解決できます。実はスティックPCは5V/2A出力できるモバイルバッテリーならバッテリー駆動ができてしまいます。1番問題になるのが①のモニターが必要ということですがこれに関してはiPadやAndroidタブレットを持ち歩くのならそれをメインモニターとして使用できてしまいます。考え方的にはスティックPCのHDMI端子を使用できるモニターを持ち歩くのではなく、Windowsでサブディスプレイ化できるタブレットを持ち歩くという考えです。
方法としては
スティックPC側のWindowsにタブレットへのサブディスプレイ化をさせるアプリをいれて勝手にWindowsにログインしてWindowsを起動するところまで設定する。
というのがポイントになります。勘違いされがちですがスティックPCのHDMI端子をモニターに刺さなくてもWindowsは起動できますし、本来のサブディスプレイをメインディスプレイにして使用することができます。
ここではiPadをディスプレイにする手順について
まずはWindowsを起動パスワードなしにログインして起動する設定に変更します。
参考サイト PC設定のカルマ
Windows10 – 起動時のパスワード入力を省略 – 自動サインイン
iPadをサブディスプレイにする有力なソフトとしては
Duet Display (有先接続のみ) 非常に安定して使えて安心できる。
iDisplay(有線、無線が使えるが不安定…しかし安定して使える環境なら非常に便利)
一番スマートなのはiDisplayでカバンの中にスティックPCを入れておいて。無線でつなぎiPad単体でWindowsが起動しているように見えるのが一番ですが、安定性に欠けるので仕事などで使用される場合はDuet Display をオススメします。
Duet Displayの使い方
まずWindows側にiTuneをインストールしてください。(必須です。)
iPad側にDuetDisplayをインストールしてください。
ディスプレイ設定に関しては複製もしくはiPad側をメインディスプレイにする設定にしておいてください。
※閲覧関数が多ければ後日画像追記予定
ここまで終わればマニアック環境でWindowsを起動することができます。スタバでMacbookAirでドヤ顔ではなくて、
iPadでWindowsを起動してドヤ顔するのも自由です(笑)
※スティックPCの機種によってはHDMIが刺さっていないと起動しないようですが、MS-NH1に関してはそんなこともなくダミー機器を付ける必要もなくスリムです。
モバイルについては正解はなく、自分にとって最高だと思う環境を作ることが大事だと思うしこれがモバイル生活を楽しむ醍醐味だと思います。
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