Windows11でAnroidアプリが動くようになればデュアルブートタブレットは不要になる?
最初に
私はSurfaceProでAndroidが動くようにしたり、過去には中華製のデュアルブートタブレットを活用したりしていました。そんなことをしていた理由としてはタブレットのタッチ操作でWindowsを使うのが使いにくいと思っていたからです。Androidだけで業務をできるとは思っていませんし、扱えるソフトやフォーマットの縛りなど考えると効率も悪いと思えます。しかし今回、Windows11でAndroidアプリが起動できるようになれば、デュアルブートにこだわる必要がなくなり必要に応じてAndroid版のGoogleChromeを使ったりとタッチに特化したアプリを使えるようになります。そうすればデュアルブートにしてAndroidを起動する必要がなくなります。
読んでほしい関連記事
中華製のWindows10とAndroidのデュアルブートタブレットが消えている件について
SurfaceProをWindows10とAndroidのデュアルブートにする方法
Windows11に関しての不安
Windows11に求められるスペックはそこまで高くないようなんですが、アップデートできるハードウェア要件はすごく厳しいものになっています。
特に気になるのが、
・CPUは第8世代以降(1部は第7世代対応)
・TPMバージョン2.0
・対角サイズ9インチ以上
システム要件だけを見るとそこまで高くないと思いますが、対応するハードウェアを見るとCPUのハードルは高くここ数年で発売されたPCしかアップデートできそうにありません、また一番引っかかったのが画面サイズが9インチ以上ということです。私が好んで購入していた8インチタブレットはWindows11で使うことができません。Windows10は最後のOSということだったのでかなりのハードウェアを購入しています。しかし私の持っているPCは1台も今回のWindows11のアップデート要件を満たしていません。現状で全く不満なくWindowsが動くにもかかわらずです。正直もう少し要件は緩和されるだろうと思っていましたが予想が外れました。
Windows11をクリーンインストール
Windows11へのアップデートプログラムでは要件を満たしていないと蹴られますが、手動インストールなら可能という情報が入ってきました。(TPM 2.0やSecureBootのチェックを回避)
しかしここにきてMicrosoftが手動インストールの場合にはアップデートを配信しない可能性を示唆しています。これを考えるとMicrosoftは手動インストールができることは認めていますが、要件を満たさないPCでの安定動作が難しいということも暗に認めてしまっているのかもしれません。
実際にWindows Insider Programに参加をしていたテスターには条件付きで例外が適用されて必要条件がいくつか除外されていました。予想ですが最小要件を満たしていなかったとしても十分に動作するならば要件を緩和したいという考えがあったのかもしれません。しかし結果的にテスト後に第7世代のCPUが追加されただけだったことを考えると予想以上に動作が厳しいと思います。しかしスペックの要求はそこまで高くないのに要求するハードウェアの要件が高いということは安定動作が難しいのかもしれません。実際に古いPCに評価版を入れても安定している人もいます。こういったことを知った上で1度クリーンインストールをしてみて試すのはありだと思います。
まとめ
Windows11をメインで使おうと思うのならPCの買替をオススメします。しかしWindows11がデスクトップOSの覇権を取れるかどうかという話になると個人的には無理じゃないかと思っています。
●過去のほとんどのPCで使うことができない要件
●ハイスペックが必要
過去を見ていくと成功したWinowsはWindowsXp、Windows7、Windows10が思いつきますが、これらの特徴としては比較的動作が軽かったこと過去のPCからのアップグレードの範囲が広かったことがあります。そう考えるとよほど革新的な機能追加がない限りはWindows11はVISTAのように普及しないWindowsになる可能性も高いと思います。今のままでもWindows10は2025年までのサポートが決まっているのでそこまで待つのが一番ベストだと私は思っています。Androidのアプリが動く機能は魅力ですが、その為にメインストリームにならないOSにする価値は現時点ではありません。そして個人的に好きな8インチタブレットが現時点で要件を満たしていませんし、第7世代以降のCPUを要求するOSがAtomで快適に動作するとは思えないからです。
個人的な予想ではWindows11はシェアが上がらず、Windows10のシェアが高いままになりその結果Windows12などの次期OSがでるまで延長サポートが提供されるんじゃないかと思います。またその頃にはWindows11の要件を踏まえて発売されたPCへの移行も進んでWindows12への移行もスムーズだと考えます。
現状では慌ててWindows11へ移行する必要もないと思っています。その為、私も無理にWindows11に移行せずデュアルブートで頑張る予定です。
※補足
Twitterなどで調べてみると第二世代のCPUで快適に動かしている人も多くいるようです。この次のWindows11の記事ではそのあたりの情報を集めて公開したいと思います。
コメント