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Anker製の充電器とモバイルバッテリーをモバイルマニアの人は買ってはいけない理由。

目次

最初に

Anker製品はAmazonの充電器売れ筋ランキングで10位内に4つも入っているぐらい売れています。値段や性能を考慮するとAnkerの充電器をオススメしてもいいと思いますが、超モバイル好きという方には現状でAnker充電器をオススメしません。
Ankerの充電器は品質がいいのにおかしいだろ!という指摘があると思うのでこれからそれについて説明していきます。

 

USB PDのルールについて知っておこう

まず最初にUSB PDには機器同士の互換性を保つためにルールが決まっています。これは好き勝手に電圧や電流を流せるようにしてしまうと互換性がなくなってしまう為に絶対に必要なものです。専用の充電器ではなく様々な機器で使えるようにするものなので安心安全に使う為には絶対に必要な物です。

USB PDのルールについて簡単に説明していきます。

ソースパワールール

これは必ず絶対に出力できないといけない電流と電圧で
●5V
●9V
●15V
●20V

この4つが定められています。しかしこれは当然ながらワット出力が低い商品もあるのでその場合は20Vや9Vは出力されません。
そしてここからが肝心なのですが上記以外の電圧に対応することも認めています。例えば少し前に中華端末の充電の話題として12V出力を上げましたが、12Vがそれにあたります。

この画像を見てほしいのですがUSB PD出力できる電圧を表記している商品です。

 

 

逆にこちらはAnker製充電器で12V出力がないことを明記しています。

 

 

そこまで知っていただいて次のルールの説明に移りたいと思います。

シンクパワールール

もうひとつのルールですがこれはシンクパワールールです。例えばGPD Pocketのように12Vを出力できるACアダプターでないと充電出来ないものがありますがこれはシンクパワールール違反というものになります。私も勘違いをしていたのですがChuwiMinibookをUSB PDで充電した場合、純正が12Vにもかかわらず12V対応のACアダプタであっても15Vが出力されます。しかし私は12V流れないといけないのに15Vも流れている。1.25倍の電圧が流れているので危険じゃないのか?と思っていました。
しかしシンクパワールールではソースパワールールで定められた電圧で充電できることが定められているので12Vでしか充電できない端末はシンクパワールールに違反していることになります。

Anker充電器はソースパワールールを順守して5V、9V、15V、20Vを出力しますが12Vには対応しないようになっています。実はシンクパワールールに従う端末の場合はそれだけで十分ということになります。
その為、一般人がシンクパワールールに従わない端末を使用することはほとんどないので安くて高品質と評判のAnkerを購入しても何の問題もありません。

 

Ankerをオススメしない超モバイル好きの人は

先ほど話にもでてきましたがGpdPocketなどの特殊な中華端末は12Vでしか充電しないものがあります。これはいわゆるUSB PD非対応の端末というべきものですが、そういった端末でもUSB PDで12V出力できるACアダプターを使用したり、USB PDで12V出力できるACアダプターにトリガーケーブルを使用することで自宅と同じ環境で充電や使用をするが可能になります。

そういったことを考えるとAnkerを購入してしまうと12Vの電圧を必要とするソースパワールール違反の端末を使用する際に新しく12V対応のACアダプターを購入する必要でてきます。これは当然ながら所有物がどんどん増えていくというモバイルオタクの必然なんですができれば不要なものは買わずに必要なものにお金をつぎ込みたいというのが本音です。

しかしAnkerは非常に有名なメーカーで品質も高いので購入してしまいますがソースパワールールに違反するような端末を使用するユーザーに向かないので知らない人には知っておいていただきたいと思います。

これは決して
Ankerが悪いのではなくUSB PDのルールに従っている機器なら12Vは15Vで使用できるというルールに従った正統派の充電器
だということです。特に必要のない12Vの電圧を省くことでコストは下がることはあっても上がることはないはずです。

ちなみに私もAnkerが好きなのでモバイルバッテリー2個(10000mAh、20000mAh)、USB PD充電器(30W、45W)を持っていますがいずれも12V出力ができません。Gole1Proを購入しようか悩んでいたのですがAnkerしか持っていなかった場合充電器やモバイルバッテリーまで買い替える必要があり余分な出費になってしまいます。

12Vでしか充電できないような端末を購入して充電で悩むのは超がつくほどのモバイルオタクだけじゃないかと個人的には思っています。

 

【読んで欲しい関連記事】
USB PDトリガーケーブル(12V)を使ったレビュー。USB PD非対応の中華端末には必須です。

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