最初に
私の持っているMacBookAirは2013年型なので当然ながらWindows11に正式には非対応です。しかし筐体にも満足していますし処理速度にも不満はありません。できれはWindows11にアップデートして使い続けたいと思っています。以前はWindows11に否定的でWindowsVistaのように廃れると思っていたのですが、Windows11が主流もしくは今後Windows12が登場さる可能性が高いと思うのでこの際Windows11にすることにしてみました。ただメインで使っているサブPCで実験するのはリスクが高いので中古のMacBookAirを購入してWindows11にアップデートした後でスラブトップ化して差別化することにしました。
スラブトップとは?
MacBookをスラブトップにして使うというのがマニアックなモバイラーの間で密かなブームというネット記事を見ました。
スラブトップというのはノートパソコンであるMacBookから液晶を取り外し、キーボード部分だけで運用することを指します。非常にシンプルでおしゃれにも見えますが、もう一つの利点としては液晶が破損したMacBookの活用法でもあります。
確かに液晶が破損していれば修理代が高額なのでジャンク品ということで中古価格は大幅に安くなります。しかし液晶を必要としない使い方であれば安く購入できるMacBookという考え方もあり一部の人がネットで紹介したことを皮切りに液晶破損のMacBookの中古価格が上昇気味になってきました。Windows11へのアップデートの実験とNrealAirと組み合わせてモバイル端末にすることを思いついたのでそれを記事にしていきます。実際にやってみると様々なトラブルに見舞われました。
MacBookのジャンク品について
MacBookのジャンク品ですが購入してはいけないジャンク品が存在します。それは今回の場合、スラブトップにするのであれば液晶を取り外すので液晶割れなどであれば全く問題ないのですがSSD寿命によるロジックボードが必要な個体、電源が入らずロジックボード交換が必要な個体などです。SSD交換に関してはMacBookは2015年以降、MacBook Airであれば2018年以降のモデル、MacBookProであれば2016年以降?のモデルではSSD交換をすることができずロジックボードごとの交換となり非常に高価な為、新品を購入したほうが割安という本末転倒な結果となってしまいます。
簡単に言えば、ロジックボード交換が必要なジャンクであれば新品を購入したほうが良いということです。
電源が入らない、SSDのみの交換ができないMacBookのSSD不良の場合、よほど安くても絶対に購入してはいけないということです。そんなものを購入するぐらいならもう少し金額を足して「M1」「M2」搭載のMacBookを購入するほうが、今後の寿命を考えても絶対にお得ということになります。
MicrosoftがWindows11公認のMacBookは「M1」「M2」搭載のMacだけです。
MacBookでWindows11を使う方法自体は以前からありましたが、Microsoft非公認の方法の為に安心して使うことはできませんでした。
しかし先日、MicrosoftよりWindows11を正式サポートすると発表がありました。
マイクロソフト、「M1」「M2」搭載Macでの「Windows 11」をサポート 引用元 Yahooニュース
しかしMicrosoftが認めたのは「M1」「M2」チップ搭載のarm系だけだったようでintelMacに関しては相変わらずMicrosoft非公認のようです。正規の方法ではWindows10のサポートが2025年までなので、あと2年しか使えないことになります。
以前はMacBookというだけでWindows11は諦めるしかありませんでしたがMicrosoftが正式に対応を表明したことでWindowsへの道が開けました。お金に余裕があれば最新のMacBookを使用してWindowsを使う選択肢もできましたが、私は古いMacBookを使用してBootCampでWindows11をインストールする予定なので今回の件は無関係です。
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これからMacを買おうとする人へ絶対に伝えたいこと
MacBookをスラブトップ化した場合の使い方
スラブトップ化したMacBookの使い道ですが、自宅にて40インチクラスのディスプレイに接続して使用するというのが一般的ですが、私は新しい使い道を思いつきました。
それはNrealAirと組み合わせるということです。普段であればスティックPCやChuwi MiniBookと接続をして使っているのですが、コンパクトでパワーのあるPCと接続すればさらに用途が広がるということと自宅で使用しているPCを持ち出せればさらに効率が上がると思ったのが理由です。
MacBook自体が非常に薄型のノートパソコンですが液晶を取り外すことでさらに軽量化されます。さすがに新品を購入して液晶を取り外そうとは思いませんが、液晶の壊れたPCを安く購入して再利用ということであればその価値は大きいと思います。
中古購入で気づいたMacBookの問題点
最初に購入したジャンクMacBook
価格は送料込みで3,500円という破格のお値段でした。もともと私が使用している MacBookAirは2013年モデルなのでそれよりも性能は高いということになります。この値段の理由は液晶の破損だけでなく起動確認ができていないことが大きな理由ですが、この値段であれば本当にジャンクであっても諦めがつきます。2015年製でまともに動くならかなりお得なので福袋的な感覚です。
結果的にはゴミでした。私も写真での確認も足りなかったのですが、バッテリーはついていない、SSDも外されている。そして写真でも紹介文でも分からなかったのがスピーカー不良、ロジックボード不良、タッチパッド不良などなどゴミの集合体でした。これは中にテープが張ってあり×と記入されていました。まともなのはキーボードだけなのかもしれませんが試してないので分かりません。なにも使えないゴミでした。しいていうならキーボードに関しては比較的キレイでした。
ネジが付いていないのでパカッと外れたのですがピンクのシールが貼られており×がついています。
よくよく見てみるとロジック×、MUSIC×、タッチパッドの裏に×が付いています。バッテリーもSSDも外されており何が使えるんだ?というレベルでした。
液晶が壊れているMacBookを購入自体に問題があった。
そもそもなんですが、液晶が壊れているMacBookってどうするでしょうか?
人によっては外付けディスプレイを取り付けて使い続けるでしょうし、その場合はバッテリーは過充電により使い物にならなくなります。
廃棄する場合ですが、MacBookの場合は需要が高いので業者の間でロジックボードなどの高額部品は抜かれてしまいます。そして出来上がるのは重要部品が抜かれた抜け殻のMacBookです。
そしてここからは聞いた話なのですが、その抜け殻のMacBookに壊れた部品類を組み込み見た目だけは使えそうなMacBookを作り出しジャンクとして販売する悪質業者がいるようです。
抜け殻のジャンクであれば5000円以下の値段しかつかないでしょうが、全て揃って不良部品だけ交換すれば動きそうなジャンクにすれば商品価値は上がります。当然ながらジャンクとして販売していればノークレームが当然です。そうしてオークションでは全く使い物にならないMacBookが溢れることになります。特に個人的にはヤフオクよりもメルカリの方がそういった傾向が高いと感じています。
都合よく液晶だけが壊れていて格安で出品されることはごくごく稀です。出所不明のジャンク品ばかりが市場には溢れていますスラブトップにするMacBookは動作確認済みを買うべきだと今さらながらに気づきました。
補足 中古で出回っているものは年式を間違っているものも数多く存在します。購入前に下記サイトで調べてください。シリアル番号から年式を調べることができるApple公式サイトです。
https://checkcoverage.apple.com/?locale=ja_JP
液晶が壊れていてシリアルが確認できませんが2014年Airだったと思いますなど書きながら、背面のシリアルから調べると2011年Airだったとか詐欺まがいのことが横行しているのがMacBookの中古市場です。そういったことを考えるとちゃんとした中古業者から動作確認済みのMacBookを購入するのが一番いい気がします。
次回の記事は中古のMacBookを手に入れてからの更新となります。
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