偽弁護士事件から2日後、ガキBの父親という方から連絡がありました。
「今回の件に関してお詫びと今後の話をしたい。」
ということでした。正直やっとまともに話が出来る人が出てきたかという思いはありましたが
「今まで、こちらから連絡なりさせてもらったが一切の謝罪や弁償の意思がないことをすでに確認しているので、こちらとしては弁償や示談に応じるつもりはない。刑事事件のほうではとことこん追求させてもらいます。」
と伝えたところ、非常に困惑されて事情が飲み込めていないようなので、後日近所のファミレスで会って話をするということにしようとしましたが、何時でもかまわないので早急に話をしたいということで、かなり焦っていたので深夜の2時から説明をすることになった。しかしこちらとしては一切の謝罪など受け付けるつもりなんてないのだが・・・
仕事が終わり、ファミレスで話をし始めたのだが、どうやら全く事情も、流れも分かっていないようだった。
学校から連絡があり、処分を検討中ということで母親が隠しきれなくなり父親に報告したらしいのだが、私に謝罪の電話をいれたが全く相手にされずに連絡もつかずに困っているということで父親には報告をしたようだ。しかも悪い友達に巻き込まれただけだとも説明している。
事件発生から今日現在の話までしていたが、話がすすむにつれて、明らかに元気がなくなり青ざめている感じだった。とくに弁護士を名乗って電話をしてきた話(録音や本人に書かせた顛末書)や証拠を見せた時には、泣いているのか怒っているのかわからないぐらい震えた後で、机の上に崩れ落ちていた。
「これはどうなるんですか?どうするんですか?」
と力なく聞かれたが、この偽弁護士の件は、バイクの窃盗事件がおかしな方向にいかない限りは表ざたにする気はない。自衛のために証拠として持っていることを伝えるとすこし安堵した感じでした。
「バイクの弁償の件はいくらお支払いすればいいですか?」
と聞いてきたので
「こちらとしてはあまりに無責任な対応しかされていないので、いまさら弁償や謝罪は不要です。ただ事件としては当然の責任を負ってもらう」
ということだけいったところ、バイクは新品の値段を弁償する、慰謝料や迷惑料として30万別で出すので何とか示談をしてもらえないかという話でした。行政書士か司法書士に書いてもらったような正式な書類も用意してきて金額を書きこむだけという準備のよさでした。
すでにお金の問題ではないことと、あなたとだけ話が終わってもガキAとガキCとの話が全く終わってもなく、納得もしていないのでそんな奴等に逃げ得をさせることは非常にムカつくということを話をしました。それでもなんとか示談をということでしつこく言われのでなぜそんなに示談にこだわるのかを聞いたところ、私は知らなかったのですが聞き間違いでなければ
こういったケースでは警察の取調べや状況が確定した後で少年審判というものがあるそうです。そこでは裁判官が処分を決める際に、謝罪や賠償、示談が終わっているかということも加味されるそうです。少年の両親が、社会的に責任を取ることができ、今後の少年の指導を任せるに足る人であることを裁判官に示すためにも重要ということです。ただそれが成立していなかったからといって処分が重くなるかどうかは分からない。学校は示談が成立すればできるだけ穏便な処分にとどめるといってきたそうで子供の未来の為にできることはしたいということでした。
「私としては一切の謝罪も受け入れるつもりもないし、示談もする気はない」
と改めて伝えてその場を立ち去りました。当然、ファミレスの支払いは自分でしておきました。こんなことで恩を売られたくもないので・・・・
自分が悪人のような気もしてきましたが、バイクの盗難に関する怒りを思い出し決意を新たにしました。
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コメント
バイク盗難の記事、興味深く拝読いたしました。心中お察しします。
先日友人が車の盗難にあい、今は警察の方にお任せするしかない状況なのすが…
モヤモヤしている時に筆者様の記事を見つけ、抜け目のない賢明な対応にスカッとしました(^^)もし後日談があれば、書いていただけると幸いです。卑怯な犯罪が少しでも減りますようにと、願うばかりです。失礼いたしました。
コメントありがとうございます。この事件に関しては、まだ現在進行形で、警察の人も絡んできているのでまだ詳しくは書けませんがひと段落したら顛末を書こうと思っています。また友人の方の車が盗難ということですが、無事出てくることをお祈りしております。